オイルを超えた新しい発想の流体、イプシロンP.P.F 。 イプシロンP.P.Fは通常のオイルと違い、ブランド、ネームバリューと大きな歴史による制圧と軋轢により閉ざされていたアドバンステクノロジーを、自由な発想のもと研究開発したいという技術開発者が集まり誕生致しました。
P.P.Fという名前には「エンジンオイルを超えた流体であれと」の思いが込められています。
P.P.Fとは Privel Politechnic Fluolizer の略で、日本語に直せば、「先進の、流体潤滑剤」との意味です。
EPSIRON(イプシロン)P.P.Fは、これまで一般的な添加剤性能に頼ったオイルとは大きく異なり、ポリマー、モリブデン、シリコン等一切使用していない微粒子構造の流体です。
ハイチューンエンジンを搭載したレーサーのZ1、Z2、Z1000J、油冷、カタナ、ドラッグレーサー、耐久レース等あらゆる実戦を通じて改良を重ね、進化し続ける製品です。
特に2001年からKAW空冷、SZK油冷耐久レーサーでの使用においてのノウハウが凝縮され現在もさらなる進化に向け研究開発が進んでいる現場叩き上げの源と言えます。
極限の低フリクションで理論上不可能であるピストンスピードを提供し、ここ一番!もう一回し欲しい時に役に立つ頼もしい潤滑流体だと思って頂いて良いと思います。
現在、ショートストロークで高回転型のエンジンを載せた空冷ハイチューンドZ2レーサーに使用していますが、冷間時はやや硬め、暖気後は低摩擦特性、消泡効果に優れた性能を発揮し超微粒子で極薄な流体がピストンクリアランスを埋め、高せん断安定性によりエンジン音はぐっと静かになり、一般市販レーシングOILでは、油膜が切れて、到底達成不可能である空冷Zエンジンでの12000rpmまでトルクフルでスムーズに一気に吹けあがる性能を保持出来るようになりました。
実際に、その性能は目で見る事ができるのです。 リフト量が11ミリ以上のハイリフトカムを組んでいるのにも関わらず、タイムアタック走行後、カムカバーを空けてカムシャフトをチェックすると、まったりと絡み付いて油膜を保持しているカム山は感動的です。
もう御気付きかと思いますが、低摩擦特性、消泡効果に優れた特性は特に旧車に優しく
オーバーホール時にピストンクリアランスに悩む必要性は無いのです。
胸を張ってメーカー指定値の最少値で指定してあげて下さい。
(Z系ワイセコ73パイ 0.04mm全く問題ありません) (CB900Fワイセコ67.5パイ、カタナ系ワイセコ70パイ、89'油冷GSX−R76パイ全く問題ありません) 特に初期馴染みにはイプシロン最高級フォーミュレーションでの馴らしを終え通常走行に移ってからは、走行カテゴリーとコストのコラボレーションで自由に選ぶ事が可能です。
またイプシロンは天寿をまっとうされたエンジンの再生には全く適しません。
いわゆる磨耗によりコンプレッションの落ちたエンジンでは高回転からのスロットルオフ時に白い煙が出る事があります。 これが適していないという理由です。
単純に圧縮漏れしている訳で無く、格段に耐磨耗性を向上させていながら低フリクションであるからです。
イプシロンはわざわざ白煙が出ない高フリクションは追求しません。あくまでも現場主義、低フリクションの追求には事欠かないのです。
イプシロンは、エンジンを労わり、愛情があり、末永く付き合いたいマシンは種類を選びません。
OILにとって一番過酷な条件、油冷、空冷で結果を出していると言うのは、モンキーからスーパーバイク、乗用車まで幅広く安心して御使用頂けると言うことなのです。
一般流通販売されているレーシングオイルとは異なり、一般流通販売を考慮していないレース用オイルなので、API、SAE等の規格、格付は御座いません。
当然、あらゆる規格、格付に適合する性能は持ち合わせているのですが、開発のコンセプトとの違いが出てくるのと、新規参入には気を失いそうなコストが私達にあえて品質、実力で勝負する事を教えてくれました。
是非、進化し続ける流体『Privel Politechnic Fluolizer』をお試し下さい。
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